11Img-2今週末、8日・9日茨城県日立市で開催される『第21回ひたち秋祭り郷土芸能大祭』に私たち福島おわら保存会が出演します。
3月の東日本大震災で大きな被害を被った日立市ですが、こんな時だから元気を出さなきゃいけないんだ、何としてもやらなくちゃいけないんだと言うイベントプロデューサーKさんの熱い想いに心動かされ、日立市の皆さんからオファーをいただいて去年に引き続き、参加させてもらうことにしました。
去年は雨で出来なかったのがとても心残りだったのと、Kさんから大きな被害を受けた岩手県から3つもの民謡団体が参加すると聞いたので、何としてでもという気持ちになって保存会の面々に相談し、了解してもらいました。
行楽シーズンの貴重な3連休、それぞれに予定があっただろうし、バスで7時間かかると遠い場所だし・・・それでも総勢20人のメンバーが快く参加を引き受けてくれました。

今年から新青年で踊っている次男坊も行くことになって、親子で参加出来るというのも嬉しいハプニングだったりします。家では殆ど会話のない親子だけど、同じ場所で同じことをして同じものを見て・・感性は似ていると思うから、たぶん同じような感動を味わうんだろうなぁ〜と・・・それも今回楽しみです。

私たちが足を運ぶのが大変なように、日立の人が風の盆を観に来ることも大変なことらしく、日立市の職員さん曰く、「おわら風の盆が来る」というだけで問い合わせが倍増するんだそうな・・・。2500人とも3000人とも思われる観客が実に静かに真剣に観てくれる・・・受け入れる人々の質の高さを感じられるイベントです。

そして、全国各地から集まってくる各々の郷土民謡を愛して止まない大勢の出演者たち・・・彼らとの交流も楽しみのひとつ。形は違っても「祭り」というものの本質や真髄って、同じだと思うんです。
これから「おわら」を担っていく若者たちにとっては、他の団体の同年代と語らえる良い機会だし、祭りを作り上げること、継承することの大切さと難しさを彼らなりに考えてもらえたらいいなぁ〜と・・・。

せっかく行くんだから、何かを残して帰ってきたいね!!、そして何かをもらって帰ってきたいね!!って・・・そんな想いを伝えるのも私の目的だったり、使命だって感じているところ。。。